鍼灸
当院での鍼(はり)治療は、主に凝り固まっている筋肉に対して鍼を刺していきます。
刺した鍼を上下に動かす、電気を流す、鍼を刺したまましばやくおいておくといった治療法があります。
鍼の太さは直径0.16㎜~0.2㎜という、とても細い鍼を使用するため、痛みを感じることは少ないです。私の個人的な感覚ですが、採血等の注射の痛みが10だとすれば、鍼治療の痛さは2~3程度ではないでしょうか。
お灸治療では一般的に艾(もぐさ)といったものを皮膚上のツボ周辺で燃やし、温熱刺激で体調を整える治療法です。
当院におけるお灸治療は、棒灸というお灸を使用しています。
鍼治療において、WHO(世界保健機構)は下記疾患に鍼灸治療が適応であると認めています。
神経系疾患
神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー
運動器系疾患
関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
循環器系疾患
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
呼吸器系疾患
気管支炎・喘息・風邪および予防
消化器系疾患
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
代謝内分泌系疾患
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
生殖、泌尿器系疾患
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
婦人科系疾患
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊
耳鼻咽喉科系疾患
中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎
眼科系疾患
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい
小児科疾患
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善